輝く宝石の声!田村麻子さん |
麻子さんは、日本、アメリカ、ヨーロッパで活躍されているソプラノ。日本では、毎年冬に大阪城ホールで行われる、サントリー「一万人の第九」のソリスト、と言えば馴染みやすいだろうか。
彼女は、今までに世界各地のコンクールで上位入賞し、ヨーロッパ公演で大絶賛を受けたり、ビッグイベントのソリストに選ばれたりと、輝かしい経歴を持つ。イギリスのある批評家は、彼女の歌声を「輝く宝石の声」と称えた。
が、当然ものすごい努力をしているし、これまで苦労した時期も多々ある。歌う技術や言語、演技など、それぞれが奥深いことはもちろん、アジア人が欧米の伝統的で保守的なフィールドでやっていくことも、ことさら厳しい。アジア人の歌手仲間では、長い間「蝶々夫人」などのアジア人の役しかオファーがこない人もいるらしい。
だけど、麻子さんは、そんな厳しさは悲観しない。素晴らしい経歴におごることもない。とにかく純粋に歌うことを愛していて、もっともっと上手く歌いたいと情熱を燃やしている。
お会いすると、とってもおおらかでチャーミング。本当なら近づけないような大スターなのに、まるでいつもふざけあう友だちのような親近感があるし、結構笑わせてくれる。でも、でも、やっぱり麻子さんの会話や態度の端々に、半端じゃない情熱を感じるのだ。
私はオペラに詳しくないが、彼女と会うと、「厳しい場面で常に自分に挑戦している人は本当に美しいんだな」と、その姿勢に心を打たれ、「私もそうなりたい!」と、ポジティブなエネルギーをもらう。
そんな情熱を持って努力を続ける麻子さんが、去年リンカーンセンター・デビューを果たしたからどんなに嬉しかったことか。
正確に言うと、オペラの殿堂であるメトロポリタン歌劇場やニューヨークシティオペラでなく、ニューヨーク・フィルのホールで、かつ、二幕に分かれるコンサート形式ではあったものの、その第二幕の主役に大抜擢されたのだ!
しかも、第一幕の主役、アプリーレ・ミッロという大スターが病気で、当日は麻子さんが代役を務めることに。(つまり第一幕&第二幕とも麻子さんが主役)
こんな晴れ舞台だったのに、私は翌日の学校でのプレゼンの準備が不十分であったため、行くことを断念。ああ、なんて小さいヤツ(泣)。翌日、あの辛口のニューヨーク・タイムズが好意的な表現で麻子さんを評していたので(これってすごいことらしい!)、行かなかったこと、ものすごく悔やんだ。
しかし!なんと今年5/16(金)に、カーネギー・ホールでの公演が決まったそうだ。今度こそ行かなくっちゃ。そして、彼女には、いつかメトロポリタン歌劇場に絶対立ってほしい。彼女ならできる!
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★麻子さんのコンサートとウェブサイトのお知らせ
麻子さんが1月末から2月にかけて「バレンタイン・コンサート」を東京周辺の数ヶ所で行います。愛をテーマに古今東西の女たちを演じ、歌うという世界でも類を見ない、ユニークな試みだそうです!
私のお知らせが遅れてしまい、すでに完売した会場もあるようですが、興味のある方はぜひチケットをチェックしてみて下さい!オペラの歌を聴くにしてはお安いようなので、これはチャンス。寒い時期に麻子さんの歌でぜひ暖まって下さい♪
♪コンサート情報&チケット購入
"ソプラノ歌手 田村麻子が歌う 愛のテーマ"
~マリー・アントワネットから名作オペラのヒロインまで・・・様々な愛の形~
※チケットはかつしか、松戸、府中、鎌倉で残っています。

♪麻子さんのブログ
(舞台の裏側や、歌手生活というのはどんなものか垣間見えて面白い)
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素人の私でも、この透き通った声には何度も感動させられます。私は晴れた朝に聞くのが大好き。皆さま、ぜひ今後とも応援よろしくです!