2007年 02月 28日
雪が積もる朝は |
ニューヨークは昨日また雪が積もった。
ニューヨークでは、自分の車をだいたい家の近くに路上駐車するのだが、ごみ収集車や道路清掃車が決められた曜日・時間に通るので、その時には車を別な場所に動かしておかなければいけない。
しかし、前回雪が積もった朝は、多くの人が雪で車を動かせず、違反チケットをもらった。
「不可抗力だ!」と多くの人が文句を言ったし、実際ごみ収集車だって雪で回りきれていなかったが、ブルームバーグ市長は最初、「ルールはルール」というスタンスで雪による理由をはねつけた。
その後、周囲に説得されたのかそのコメントを撤回して違反チケットを無効にした。そしてまた雪が積もった昨日、人々は車を動かさなくてもよかったらしい。
これまで雪の多いところで生活してきた私はどちらかというと、市長寄り。
前の晩の天気予報をチェックして、雪が降るとわかっていたら、早起きして雪対策をするべき、とまず思ってしまう。私は父がよくまるごと凍ってしまった車にやかんのお湯をかけて「解凍」していたのを覚えている。
雪が理由の遅刻もありえない。8:30始業というルールはルール。勤めていたときは、むしろ自主的に早く行ってお客さんの通る道を雪かきする人も少なくなかった。
だから、「甘いぜ、ニューヨーカー!」と思うのだが、まあ、これは私の個人的な体験と社会の違いのせいだろう。私もここで生まれ育っていたら、市長に文句を言っていたと思う。
学校も、こちらでは雪が降ると遅い始まりにしたり休校にする。私にとってはたいした量の雪じゃないのだが、これもまた社会の違いで、そんな日に安全対策をとらない学校はたちまち親に訴えられてしまうからだそうだ。
しかし、ニューヨーク州の北の方は今年相当降っているので、さすがにそれは大変だ。自然の力は時々その力を人間に見せ付けて、人間を呆然とさせる。
私もスキー場で吹雪にあったときは、ロッジまで歩ける距離とは知りつつも、瞬間的に「ゾクッ」っと自然の恐怖を感じたことがあったっけ。
まあ、私が雪なれしているとはいえ、スキー場でない限りは、もちろんないに越したことはない。この冬はあと何回降るのかなあ。ところで、ブルームバーグ市長の発言撤回は本心からだろうか?そうじゃないよなーきっと。
* * * * * * *
Voila-Fさん「Seasons」で新コラムがふたつあります。
ひとつは、寒い日の読書のことを書いた『カフェ・オ・レとショートストーリーズ』
もうひとつは、もうすぐ日本で公開される映画「Night at the Museum」に登場する『セオドア・ルーズベルト大統領』の話。よろしければこちらもどうぞ。
ニューヨークでは、自分の車をだいたい家の近くに路上駐車するのだが、ごみ収集車や道路清掃車が決められた曜日・時間に通るので、その時には車を別な場所に動かしておかなければいけない。
しかし、前回雪が積もった朝は、多くの人が雪で車を動かせず、違反チケットをもらった。
「不可抗力だ!」と多くの人が文句を言ったし、実際ごみ収集車だって雪で回りきれていなかったが、ブルームバーグ市長は最初、「ルールはルール」というスタンスで雪による理由をはねつけた。
その後、周囲に説得されたのかそのコメントを撤回して違反チケットを無効にした。そしてまた雪が積もった昨日、人々は車を動かさなくてもよかったらしい。
これまで雪の多いところで生活してきた私はどちらかというと、市長寄り。
前の晩の天気予報をチェックして、雪が降るとわかっていたら、早起きして雪対策をするべき、とまず思ってしまう。私は父がよくまるごと凍ってしまった車にやかんのお湯をかけて「解凍」していたのを覚えている。
雪が理由の遅刻もありえない。8:30始業というルールはルール。勤めていたときは、むしろ自主的に早く行ってお客さんの通る道を雪かきする人も少なくなかった。
だから、「甘いぜ、ニューヨーカー!」と思うのだが、まあ、これは私の個人的な体験と社会の違いのせいだろう。私もここで生まれ育っていたら、市長に文句を言っていたと思う。
学校も、こちらでは雪が降ると遅い始まりにしたり休校にする。私にとってはたいした量の雪じゃないのだが、これもまた社会の違いで、そんな日に安全対策をとらない学校はたちまち親に訴えられてしまうからだそうだ。
しかし、ニューヨーク州の北の方は今年相当降っているので、さすがにそれは大変だ。自然の力は時々その力を人間に見せ付けて、人間を呆然とさせる。
私もスキー場で吹雪にあったときは、ロッジまで歩ける距離とは知りつつも、瞬間的に「ゾクッ」っと自然の恐怖を感じたことがあったっけ。
まあ、私が雪なれしているとはいえ、スキー場でない限りは、もちろんないに越したことはない。この冬はあと何回降るのかなあ。ところで、ブルームバーグ市長の発言撤回は本心からだろうか?そうじゃないよなーきっと。
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Voila-Fさん「Seasons」で新コラムがふたつあります。
ひとつは、寒い日の読書のことを書いた『カフェ・オ・レとショートストーリーズ』
もうひとつは、もうすぐ日本で公開される映画「Night at the Museum」に登場する『セオドア・ルーズベルト大統領』の話。よろしければこちらもどうぞ。
by gogo_sally_ny
| 2007-02-28 11:24
| NY・アメリカ・異文化