2006年 06月 18日
熱く静かな金曜の午後 |
毎週金曜日は授業をとっていない。しかし、だいたいはそれまでにたまった課題をやっつけて過ごすことになる。
昨日はアートクラスの課題の一環でメトロポリタン美術館へ行った。他に予定を入れていなかったので、快晴の中、あえてバスを乗り継いで街の景色を見ながらのんびり向かった。
美術館についたものの、セキュリティーチェックで、あとで食べようとバッグに入れていたランチを発見され入場を断られた。そういや、食べ物は持ち込めないのだ(クロークにも預けられない)。
すっかり忘れていた私は、まだおなかが空いていないのにランチをはやばやと食べるハメになった。まあ、セントラルパークで読書をしながら食べたのでこれはこれでいい時間だったけど。
出直して美術館に入り、私は向かったのはエジプト(Egyptian Art)と中近東(Ancient Near Eastern Art )のセクション。今、ちょうど授業でエジプト文明とメソポタミア文明を学んでいる。
私はアートを見るのは好きだが、きちんとした知識はない。しかし、今の授業は、わたしの興味のある歴史(文明)にそってアートの知識を得るので面白い。もっとも、アートはもともと文明の一部なんだけど。
それにしても、ちょっと知識を得ただけで、美術品を見るのがこんなに面白いとは!たとえば、レリーフなんかに刻まれたクラウンの形で古代エジプトの北の方の人か南の方の人か知ることができたり、生命の源として、女性がいかに重要視されていたか知ることができたり。(だから勉強って面白いのだ!)
「シリンダーシール」と呼ばれる石に彫ったスタンプのようなものも、いろんなデザインがあって面白い。私はそれぞれのディスプレイのウインドウを前に、食い入るように見入っていたので、ちょっと警備員に怪しまれたかも(笑)
メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画やアメリカン・アートのセクションはいつも多くの人でごった返しているが、中近東のセクションはほとんど人がいなかった。
静かな静かなフロアで、私は素晴らしい美術品の数々をほぼ独り占めしながらじっくり見て回った。静かな時間に反し、私の気持ちは、感動する熱い気持ちでいっぱいだったが…。
その後、エジプトの常設セクションと、古代エジプトで唯一ファラオ(王)となったハトシェプスト女王(Hatshepsut)の展覧会をやっていたのでそこものぞく。さすがにここは人が多かったな。大きな石像が何体もあり、圧巻だった。
こんなに気合を入れて作品を見たのは初めてかもしれない。何時間も集中して見たので(というか、自然に作品に吸い込まれた)見終わったらどっと疲れがでた。なので、お気に入りのチャイニーズ・ガーデンに行って一休みしてから帰途についた。熱く、静かな金曜の素敵な午後であった。
しかし、古代の人たちはなんと賢く、芸術的であったか。いまさらながら、メソポタミアの地域(主に今のイラク)で戦争があり、多くの美術品が壊されたり盗まれたりしていると聞くと残念だ。
また、素晴らしい作品を思い立ったらすぐに見れるのがニューヨーク。なんと恵まれた環境か。今後他の文明の作品も学ぶので、また来なくちゃ!今から楽しみである。
私はよほど印象に残っていたんだろう。昨夜、たくさんのエジプト人たちが私の夢に出てきた。
昨日はアートクラスの課題の一環でメトロポリタン美術館へ行った。他に予定を入れていなかったので、快晴の中、あえてバスを乗り継いで街の景色を見ながらのんびり向かった。
美術館についたものの、セキュリティーチェックで、あとで食べようとバッグに入れていたランチを発見され入場を断られた。そういや、食べ物は持ち込めないのだ(クロークにも預けられない)。
すっかり忘れていた私は、まだおなかが空いていないのにランチをはやばやと食べるハメになった。まあ、セントラルパークで読書をしながら食べたのでこれはこれでいい時間だったけど。
出直して美術館に入り、私は向かったのはエジプト(Egyptian Art)と中近東(Ancient Near Eastern Art )のセクション。今、ちょうど授業でエジプト文明とメソポタミア文明を学んでいる。
私はアートを見るのは好きだが、きちんとした知識はない。しかし、今の授業は、わたしの興味のある歴史(文明)にそってアートの知識を得るので面白い。もっとも、アートはもともと文明の一部なんだけど。
それにしても、ちょっと知識を得ただけで、美術品を見るのがこんなに面白いとは!たとえば、レリーフなんかに刻まれたクラウンの形で古代エジプトの北の方の人か南の方の人か知ることができたり、生命の源として、女性がいかに重要視されていたか知ることができたり。(だから勉強って面白いのだ!)
「シリンダーシール」と呼ばれる石に彫ったスタンプのようなものも、いろんなデザインがあって面白い。私はそれぞれのディスプレイのウインドウを前に、食い入るように見入っていたので、ちょっと警備員に怪しまれたかも(笑)
メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画やアメリカン・アートのセクションはいつも多くの人でごった返しているが、中近東のセクションはほとんど人がいなかった。
静かな静かなフロアで、私は素晴らしい美術品の数々をほぼ独り占めしながらじっくり見て回った。静かな時間に反し、私の気持ちは、感動する熱い気持ちでいっぱいだったが…。
その後、エジプトの常設セクションと、古代エジプトで唯一ファラオ(王)となったハトシェプスト女王(Hatshepsut)の展覧会をやっていたのでそこものぞく。さすがにここは人が多かったな。大きな石像が何体もあり、圧巻だった。
こんなに気合を入れて作品を見たのは初めてかもしれない。何時間も集中して見たので(というか、自然に作品に吸い込まれた)見終わったらどっと疲れがでた。なので、お気に入りのチャイニーズ・ガーデンに行って一休みしてから帰途についた。熱く、静かな金曜の素敵な午後であった。
しかし、古代の人たちはなんと賢く、芸術的であったか。いまさらながら、メソポタミアの地域(主に今のイラク)で戦争があり、多くの美術品が壊されたり盗まれたりしていると聞くと残念だ。
また、素晴らしい作品を思い立ったらすぐに見れるのがニューヨーク。なんと恵まれた環境か。今後他の文明の作品も学ぶので、また来なくちゃ!今から楽しみである。
私はよほど印象に残っていたんだろう。昨夜、たくさんのエジプト人たちが私の夢に出てきた。
by gogo_sally_ny
| 2006-06-18 13:37
| NY・アメリカ・異文化